樫本大進 – パッショナータ

パッショナータ

発売日: 2001年9月5日
レーベル: ソニー・ミュージックレコーズ
アーティスト: 樫本大進
時間: 70分
FLAC

   小澤征爾は樫本大進を評して「若い頃のボリス・ベッカーみたいに凄いやつだ」と述べたことがある。確かに大進は、あの全盛期のベッカーの豪速球のサーブを思わせる骨太の音と切れ味、それに器の大きさに特徴があった。今回、大進はさらに成長し、柔らかく歌う弱音に磨きがかかった。それでもどこか芯の強さを感じさせるところがいかにも大進らしい。ゴランのピアノは左手の雄弁な説得力が印象的で、グリーグの第2楽章ではデリカシーにあふれた柔らかさも際立っている。大進が一番こだわったフランクは、大切に思い入れたっぷりに弾き込んでいるのがひしひしと伝わってくる。この曲を特別愛する者には、きっと感じるところがあるはず。

   録音プロデューサーはスティーヴン・エプスタイン。ヨーヨー・マや五嶋みどり、アバド、ペライア、W・マルサリスらの絶大な信頼を得ている超一流プロデューサーとの共同作業は大進にとって意義深いばかりでなく、インターナショナルで通用する日本発の音楽家として、ソニーが全面的に支援していることをも同時に意味する。(林田直樹)

  1. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1楽章 アレグロ・コン・フォーコ
  2. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2楽章 インテルメッツォ:ごくゆっくり、静かに
  3. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第3楽章 プレスト・トラジコ
  4. ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調作品45 第1楽章 アレグロ・モルト・エ・アパッショナート
  5. ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調作品45 第2楽章 アレグレット・エスプレッシーヴォ・アラ・ロマンツァ
  6. ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調作品45 第3楽章 アレグロ・アニマート
  7. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第1楽章 アレグレット・ベン・モデラート
  8. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第2楽章 アレグロ
  9. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第3楽章 レチタティーヴォーファンタジア:ベン・モデラート
  10. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第4楽章 アレグレット・ポコ・モッソ
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